インフルエンザの流行が本格化してきました。

皆さんは大丈夫でしょうか?

今回は、インフルエンザの潜伏期間や、感染力についてお話したいと思います。

インフルエンザの潜伏期間は約1~2日ほどといわれています。

感染については、発症する1日前から(!)発症後5~7日くらいは、ほかの人に感染させる可能性があります。

その中でも、特に発症日から3日間ほどが最も感染力が強いようです。

最近の抗インフルエンザ薬は効き目がよく、2日間くらいで熱が下がることが多いですが、インフルエンザの感染力はまだ残っているため、抗インフルエンザ薬は最後まで使い切ることが必要です。

ここで抑えておきたいのが、発症する1日前から、ほかの人に感染させてしまうということです。

つまり、無症状なので、普通に電車などで大勢の人がいるような場所に出かけ、知らない間にほかの人に感染させている可能性があるということです。

インフルエンザは飛沫感染といい、咳やくしゃみなどで空気中にウイルスが放出され、ほかの人が鼻から吸入することで感染します。

また、くしゃみなどの飛沫がついたもの(例えば手すりなど)を触ってしまうと、鼻・口・目などを介して感染することがあります。

そのため、マスクの着用とうがい・手洗いは非常に有効です。

自分が感染源にならないためにも、この季節のお出かけにはマスクの着用と、帰宅後のうがい手洗いをしっかりおこなうようにしましょう。

また、のどや鼻腔の粘膜の防御機能は空気の乾燥で低くなってしまいます。室内は加湿を心掛け、50~60%程度の湿度を保つようにしましょう。